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大きな二つの心臓の河

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2015年 08月 22日

カラフトマスはまだ薄かった

 8月14日から盆休みに合わせ北海道に釣りにいった。
 といっても、実質二日だけのかなりコンパクトな釣行だ・・・・・カラフトマスを釣る目的で、東京を朝早く出て千歳空港でレンタカーを借りて、オホーツク海に面した枝幸まで400kmあまりをレンタカーで移動した。

YouTube動画「枝幸でのカラフトマス釣り」
https://www.youtube.com/watch?v=DiPvb2FvLfA


 札幌のYさんから連絡が入り、水曜日から金曜日の朝にかけて、道内では確知で雷を伴う豪雨が相次ぎ、道北の河はほどんど釣りにならない濁っているとのことだった。カラフトマスもかなり薄いとのこと・・・できれば、札幌のYさんたちと合流したかったが、残念ながらカラフトマスと宿の都合からご一緒できなかった。

 以前、札幌のスペイアングラーのT原さんから、枝幸近郊の海岸線での釣りの場所を一か所教えてもらっていたので、その地図をたよりに現地に向かった。どんな場所なのか検討もつかなかったが、夕方にはようやく現地の駐車場所にたどり着いた。
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 浜辺に降りてみると釣り人が数人、フライを投げていた・・・・海は濁っており、岸にはごみがたくさん打ち上げられていたが、よくみると岸際に少しカラフトマスが寄っているようだった。ただ、薄いようでフライマンはだれも釣れていない・・・・
 竿を出しそびれたまま、20分ほど眺めて宿に入った。
カラフトマスはまだ薄かった_b0244371_16504435.jpg
 宿は、築60年ほどの古い旅館で、相当に古いが手入れが行き届いており、風情のある宿だった。ただ、飯はカチカチの冷凍ホッケが出てきて、あまりうまくない。さっさと寝て、朝に備えた。
カラフトマスはまだ薄かった_b0244371_16503711.jpg
 日の出が4時半なので、3時半には岸に立ちたいと思って、朝2時半に宿を出発した。一番乗りだと思ったら、すでに何台か車が入っていた。小さい沢が流れ込んでおり、その近くがポイントのようで、何人か沢の真上からルアーを投げているようだ。
 カラフトマスの姿は見えない。まれに沖合でジャンプする姿が見えるが、気配がなかった・・・・

 しばらく、ロッドを振っていたが、まったく気配もなく、釣れる気がしない・・・・そのまま、数時間フライを投げ続けたが、釣れなかった。
 7時ころだろうか、赤いシャツを着て、ウェイディングスタッフを持ったS坂さんが颯爽と降りてきた。何人かの釣り人と話して、海に入りどんどん沖に歩いて行った。気が付かなかったが、かなり遠浅のようだ。S坂さんは、沖合で、何度かフライを投げたら、さっさと一匹釣ってしまった。さすが、プロだ。
カラフトマスはまだ薄かった_b0244371_16504272.jpg
 その後、女性フライキャスターのS藤さんとばったり浜辺でお会いした。カラフトマスを釣りに来たがリールを忘れたとのこと・・・・近くにお住まいなので、そんなこともあるんだと思った。S藤さんからは、天塩川やカラフトが駄目なら、徳志別川(いったことないけど)か美幌川(一度しかいってないけど)にいったらどうかと教えてもらった。

 S坂さんも、沖でしばらく投げていたようだが、その後の釣果はかんばしくなく帰られたので、私もこの場所をあきらめてS藤さんのお勧めのとおり、渓流に行ってみることにした。

 徳志別川に入ろうとしたが、入りやすい場所が見当たらず、車から降りると、たくさんのアブとヌカカがよってくる・・・
 また、このあたりは、山に入ると、まったく人気がないのでヒグマがこわい。
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 すぐにあきらめて、20Kmほど南下して幌内川に入ることにして鉈と熊スプレーを携行して沢に入った。少し大き目の渓流だったが、濁りはない。シングルハンドのロッドで、ニングをルースニングで泣けると数投目で、すぐに小型のニジマスが釣れた。それ以降は、やれば小さいニジマスが釣れるだろうと解り(逆に大物は難しい)、気分が上がらず、さっさと納竿してしまった。やはりカラフトマスが気になる。
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 昼めしを摂った後に、もう一度、朝の場所に戻って夕方まで、車で寝ることにした。
 カラフトマスが寄っていない情報は伝わっているようで、釣人はいなかった・・・・今朝のS坂さんをまねて、沖まで立ちこんでみたが、さっぱり釣れない・・・

 そのうち、日が暮れてきたが、二人のフライマンが降りてきた。ひとりは、なんとシングルハンドだった。
 沢の真上に立ちこんで、ほんの足元を投げている。ほどなくすると、シングルハンドが、何匹化のカラフトマスを立て続けに釣りだした。都合、7匹ほどだろうか・・・
 沢からほんの目先の5mの先にフライを落としているだけで釣れている。片やもうひとりのダブルハンドは私と同様に釣れていない。
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 DH「なんでつれるの?」、SH「いや、リーダーを長くするんだ」との会話が聞こえる・・・・それを聞いて私もリーダーを9fから12fに換えてみたが、そうやっているうちに日が暮れてしまった。心残りだったが、よく朝に持ち越すことにした。

 宿に戻って、近所の居酒屋で宗八カレイを焼いてもらったが、あまりうまくなかった。早々に出て、Yさんのメールにあった「たしか枝幸にあるうまいパスタの店」を探したら、「クワトロ」というお洒落な店が見つかった。枝幸の町のなかで、異次元の雰囲気を発している。
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 AKB48みたいな若い女性がばかりだったので、少々、入りにくかったが、カウンターで日本酒(!)とパスタのコースを注文した。若いご夫婦で経営されているようで、店の雰囲気と違って気さくなシェフだった。ランチはやっていないが、冬でも営業を続けるとのこと・・・また、立ち寄ることがあれば、是非、よってみたい。

 翌朝は、また、2時に起きて、昨夕の場所に降りたが、まったくカラフトマスは寄っていなかった。ずいぶん長い間、遠投を繰り返したが、反応もなく納竿した。

 まだ、8時前だったので、Yさんから教えていただいた携帯メールでのポイント情報を頼りに、あちこちとうろうろした。
 特に、O別川河口では、キャンプをしながら釣りをしている多くのフライマンがいた。ただ、釣れるポイントは沢の流れ込みのすぐ先に限られるようで、ウキルアーや餌釣りの人たちも肘があたるような距離で大勢が立ちこんで釣っている・・・・
 カラフトマスの気配もなく、また、ポイントに入れそうにもないので、納竿した。
 
 帰りは、雄武から美深に行くコースで札幌に向かったが、山深く、まったく人気のない場所だった。幌内川の渓流にも、車を停めて入りやすそうなポイントがいくつかあった。次に行く機会があれば入渓してみたいと思う。札幌に戻ることに気を取られ、入渓しなかったことを、まったく後悔している。

 その後、士別で日向温泉に入り、幌加内蕎麦で行列ができているそば屋「純真」でざる蕎麦を食って札幌に帰った。次回は何度かいった「むらやま食堂」でさっぱりした美味しい味噌ラーメンを食べることにしよう・・・

 札幌にもどると走行距離は900Kmを超えていた。

-memorandums-
* ハリスを忘れた・・・・2号~5号は常備のこと
*リーダー・ティペットを長めにとること
*ウェーダー補修(パッチ)のこと
*修理用品の袋入替
*ストリッピングガードを忘れないこと
*千歳でのヤマト運輸配送センターは空港から5Kmほど





by yaskhoo | 2015-08-22 16:26 | サーモン


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