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大きな二つの心臓の河

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2015年 07月 20日

北海道の釣行(O川、S川、M川)



ー長い移動ー
 東京はひどく蒸しており西日本に台風が来ていた。台風については仕事の関係もあり心配だったが、どうしようもないので予定どおり朝5時の空港バスに乗り込んだ。名寄までバス、飛行機、列車を乗り継ぎ9時間の移動となり、駅には合流する同僚が迎えに来てくれていた。北海道はとても涼しい・・・・

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―O川ー
 休む間もなく、すぐにO川に入渓した。上流部の源流域だった。
 ニジマスの稚魚が、ドライフライを投入するたびに喰いついてくるのがひどく邪魔になる。
 釣り登って1時間ほどたったところで、同僚が「熊をみた」といって降りてきたので、その場から立ち去ることにした。
 宿に行き、温泉に入って疲れを癒した・・・
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-6Xのティペットでは持たない―
 翌朝4時の起床して町の中のゲートボール場の裏から入渓したが、牧場の下流域でもあり、少々、水が臭う。
 魚の影は見えなかったが登って行くうちに同僚が、43センチほどあるとても型のよいニジマスを釣り上げた。
北海道の釣行(O川、S川、M川)_b0244371_18555977.jpg
 その後、200mほど登ったところの淵でMSCを流すと同じくらいのサイズのニジマスがヒットした。左右に首を振りいなして、疲れさせようと慎重にいなし続けたが、手前に近づいたところですごい力で直線的に逃げていきティペットを切られた。
 やはり6Xでは、あのサイズは上がらない・・・

―S川は人が多すぎるー
 その後、昼前に峠を越えてS川に移動したが、着いたところでは釣り人がたくさん入っていた・・・・そこらかしこに人が入っている・・・・ダブルハンドの釣をするために、ECHOのロッドを組んでいたが、これでは釣りにならない・・・
 しばらく投げてみてポイントを移動しようとしたところで、巡査が話しかけてきた。フライの好きな巡査のようで、親切にいろいろと教えてくれた。入渓地点も駐車場所も・・・話がはずんで、猿払のイトウ釣りにはトゲウオのフライがよく、秋口にはサンマも捕食しているとか・・・興味深い話だった。

―Lサイズをばらす―
 教えてもらったポイントに入渓すると、人は入っていなかった。
 流れ込みのある落ち込みに居そうだので、フライを投げると30センチはあるウグイが釣れた。残念に思ったが、ウグイに交じってニジマスもいると思い、対岸に向かって距離をとってシルバーマーチブラウンを投げた。
 「クンッ、クンッ」という軽いアタリがあり、その後「ググッ」という強い引きに変わった。かなり大きな引きだったのでニジマスに間違いがない。今朝の失敗を繰り返さないために、ハリスは2号だったので少し強めに弾いた。右に左に頭を振って魚が逃げる・・・強すぎてばれそうになると思ったので、ドラグを少し弱めた・・・その時、瞬時に直線的に下流にダッシュしていった・・・数十メートル走っていき、ランニングラインがほとんど出て行った・・・・竿を立てていたが、ドラグを緩めてしまっていたので、あわててドラグを強くするものの、ほぼフルラインを出されてしまい、随分遠くでテンションがなくなった・・・・フライが外れた。
 念願のLサイズのニジマスだったが、ばれてしまった。とても残念だ・・・・結局その日は、痛恨の2匹のビックサイズをばらしたのみだった・・・
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―M川―
 その後、移動してM川に入った。いつも泊まる温泉宿はもう5回目になる。
 朝6時にチェックアウトして、M川に入った・・・前回、釣れた橋の下に向かった。夏の日差しが気持ちがいい。
 前回とまったく同じ沢の流れ込みで、同僚がアメマスを釣った。よい型だった。 
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ーやっと良型のニジマスが釣れる―
 その後、すぐに私も前回釣れたポイントで、32センチほどのニジマスが釣れた。今度は5Xにリーダーを変えていたのと昨日よりも10センチほどサイズが小さいので、捕ることができた。フライはMSCだった。
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 同じ場所で、もう少し型の小さいニジマスが出た後、釣り登って行った。ときどきアメマスやオショロコマが釣れた。
 500mほど登ったろうか、そのとき上からフライマンが降りてきた。SIMMSのウェーダーに熊よけスプレー、大型ナイフを腰に携え、10fの長いロッドでマーカーニンフを投げているようだった。フライは6番のヘアーズイヤー
 立ち話で、いろいろと教えてくれた。上には二人の餌釣り師がいるとのこと・・・・
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―餌釣り師の自然観が理解できないー
 また、200mほど登ると、くだんの餌釣り師二人が、魚のはらわたを摂っていた。初老の二人で、装備も昭和の山登りの装備を感じさせる・・・・ビニール製のウェーダーが暑そうだ・・・
 釣り登ってきたのか釣り下ってきたのかは解らないが、河原に大量のはらわたが投げ捨てられていた。バケツ一杯分はあるように見えた。15センチほどのオショロコマもそのままの姿で捨てられている。
 それほどの大量のアメマス、ニジマスを食べるのだろうか・・・なぜ稚魚まで殺すのだろうか・・・自然の再生力を過信する昭和初期の自然観なのだろうか・・・理解に苦しむ・・・

―釣りを終えてー
 その後、上に行っても餌釣り師が根こそぎ釣っているだろうから、下流域に降りた。そこでも釣り人が入っていた・・・
 M川でも人がたくさんいるとは、びっくりした・・・・自分もその一人なので、やむを得ないのだが・・・
 また、町のゲートボール場まで降りて、そこから釣り登った。
 ウグイが釣れてしまう・・・何匹か、オショロコマ、ニジマスの20センチ程度のものが釣れる・・・魚は濃い・・・

 同僚の希望もあって、ぎりぎりの午後2時まで釣りをして、大急ぎで札幌に戻った。
 東京に戻ったら関東は梅雨明けしていた。
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-memorandums-
*フライを巻くこと、ハックルを巻いたMSCオリーブ6#、ビーズヘッドMSC、大型のドライフライCDC,エルクヘア
*試験管フライのヘッドを留める。
*剣なた、熊スプレーのベルトの仕舞いをなおすこと
*タイツの繕い
*ラニヤードの整理
*10fロッド調べ
*サイトマスター


by yaskhoo | 2015-07-20 19:57 | ニジマス


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